日高町小中のガーデニング愛好家、前嶋順子さん(71)は第18回県花いっぱいコンクール家庭の部で最優秀賞を受賞。4日午後2時から田辺市文里のガーデンホテルハナヨで開かれる「和歌山県花を愛する県民の集い大会」で表彰を受ける。 前嶋さんは、16年ほど前に県職員を退職してから本格的にガーデニングを始めた。庭の設計から自分自身で手がけ、つるバラのアーチや門のデザインを考えたり、咲く時期に合わせて花の配置を工夫するなど心血を注いで美しい庭を演出。春には約200種類の花が咲き誇り、近年は「オープンガーデン」として一般開放も行っている。同コンクールではこれまでにも優秀賞や優良賞を受けたことがあったが、最優秀賞は今回が初めて。コーナーごとに雰囲気の異なる庭の写真を合計9枚提出し、受賞が決まった。前嶋さんは「庭づくりを通じて、人の輪が広がっていくのを何よりも楽しみに取り組んでいます。こつこつと一生懸命やってきたことを評価していただいて、うれしく思います」と喜びを話している。