きょう2日の印南祭を皮切りに、日高地方ではこれから毎週、各地で祭囃子が聞こえる。浮き浮き、うずうずしている人も多いだろう。祭りシーズンに入ると、季節もいよいよ秋本番。若衆と多くの見物人で活気があふれ、日高地方が最も勢いづくときだ。少し気は早いが、来年の祭り時分は紀の国わかやま国体真っただ中。日高地方の地域の一大イベントと全国のスポーツの祭典が同時期に行われるのだから、関係者にとっては多忙で大変だろうが、活気づくのはいいことだ。いまから楽しみである。
先日、国体のリハーサル大会を兼ねた天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権近畿ブロックラウンドの女子の部が御坊市立体育館と日高高校体育館で開かれた。Vリーグの2部に所属するJTマーヴェラスや大学生、和歌山代表の信愛などが参加。レベルの高い試合は普段、日高地方で見られる機会はなく、好プレーが出るたびに観客から大きな歓声と拍手が湧き起こり、躍動する選手たちを羨望のまなざしで見る中高生の姿もあった。少なからず夢を与えてくれた一日でもあっただろう。1年後の本番では、地元の子どもたちが気軽に観戦できる環境を整えてほしいとも思った。「あんな選手になりたい」と思う児童生徒が一人でも増えればと願う。
運営側にとってもいい勉強になっただろう。今回の一般観戦客は、おそらく地元の人がほとんどだったろうが、本番では県外から多くの人が来る。土地勘のない人に駐車場までの道のりを教えるのも簡単ではないだろう。混雑も予想される中で、地元としてどれだけ温かく迎えられるか、各市町とも地域ぐるみのおもてなしの心を磨いていこう。(片)

