旧南部町社会福祉協議会と旧南部川村社会福祉協議会が平成16年度に合併し、ことしで10周年。みなべ町社会福祉協議会(西川弘海会長)は28日、節目の年を記念し、保健福祉センターで式典を行った。社会福祉に功績のあった個人や団体に表彰状と感謝状を贈呈し、西川会長は「皆さんの協力を得ながら進むことができた」と10年間を振り返ってあいさつした。
 みなべ町社会福祉協議会は、平成16年10月の旧南部町と旧南部川村合併に伴い、翌17年1月4日に両町村の社会福祉協議会が1つとなって誕生した。
 式には関係者約200人が出席。あいさつに立った西川会長は「誰もが安心して暮らせる地域社会の実現のために新しい10年を目標に取り組んでいきたい」と決意を述べ、新社協の発足後に東日本大震災が発生、県内の社協が災害協定を結んだことも紹介した。小谷芳正町長は「町も10周年を迎えるが、社協とともに歩んできた。21世紀は福祉の時代とも言われ、施策も大きく変わった。社協と相談しながら今後10年間の長期総合計画を考えていきたい」、田中昭彦議長も「福祉面の重要性や必要性が今後も増してくる。一層の活躍を期待している」と祝辞した。このあと「これからも地域のさまざまな福祉課題に対応するため、県内市町村社会福祉協議会はもとより関係機関等との連携を強化し、自助、共助、公助の理念のもとに創意工夫し、活力ある地域福祉の推進に努めてまいります」などとした大会宣言を朗読、採択した。席上、社会福祉に貢献した次の6団体17個人に表彰状や会長感謝状を贈呈した。
 【団体の部】表彰=給食ボランティアグループ、朗読ボランティア「はあとグループ」、要約筆記ボランティアグループ、手話サークル「陽だまり」▽感謝状=紀州梅の郷救助隊、南部仏教会
 【個人の部(10年以上の福祉委員)】感謝状=池田智一、佐々木庸夫、田中誠一、中野稔、舩山嫌、山﨑純一、植野道弘、小田良和、津呂イサヱ、浜端小百合、堀本明子、山中寛是、坂本芳子、平亀一、中家長久、番匠崇、山﨑崇