全国初の地域貢献型メガソーラー発電所建設で交流が始まった印南町と京都の龍谷大学(赤松徹眞学長)は26日、まちの発展と人材育成を目的とした連携協力に関する協定書を締結した。
 龍谷大は昨年2月、印南町と京セラソーラーコーポレーション㈱などの関連企業との間で地域貢献型メガソーラー発電事業に関する協定を締結。11月には印南地内の外ケ浜埋立地に「龍谷ソーラーパーク」を設置し、町にはすでに土地の使用料約300万円を納入している。
 今回の協定は、このメガソーラー事業を契機にさらに町と大学の関係を強化し、住民と学生の交流を通して産業や観光の振興、教育・文化の充実、人材の育成につなげることが目的。役場で日裏勝己町長と佐藤研司副学長が協定書に署名、調印、佐藤副学長は「大学が長年の地域連携事業で培ったノウハウと印南町の地域資源をうまく融合させ、互いに発展していきたい」と述べ、日裏町長も「まちのイベント等で学生と交流できるのは、子どもたちにとってとても有意義なこと。次代を担う人材育成につながるはず」と期待を示した。