御坊市、藤田小学校(向井忠晴校長)の5年生45人は11日、由良町門前、臨済宗鷲峰山興国寺で座禅を体験した=写真=。
 「足を組み、背筋を伸ばし、呼吸を整える」など座禅について説明を受けたあと、子どもたちも実践。最初は足を痛がったり背筋が曲がったりしていた子も少しずつできるようになり、最後は全員で背筋をピンと伸ばし、静まり返った空気を感じていた。「自由に動ける普段と違い、座禅中は息をすることと考えることしかできないため、落ち着いた心で自分のことを見つめ直すことができます」などと説明を受け、子どもたちは熱心に聞き入っていた。
 座禅体験は臨海学校の一環。白崎青少年の家に泊まる1泊2日で、磯遊びや稲むらの火の館見学なども行った。