日高町の比井小学校(玉置雅已校長)は8日、2年生と5年生を対象に昔ながらの稲刈り体験を行った。
 2年生4人、5年生11人が参加。5月下旬に自分たちが手で田植えした学校北の田んぼで、農業皿山守さん(67)ら5人に指導を受けながら鎌を使って作業した。最初は慣れない手つきだった児童たちもあっという間に上達。赤トンボが飛ぶ中、「ザクザク」と音を立てて次々と稲を刈り取り、5年生の水口欄那さんは「次は食べるのが楽しみ」と笑顔で話していた。
 この日収穫した稲の品種はキヌヒカリ。一部を学校でもらい受け、学校では町社会福祉協議会へ寄付したり地域のお年寄りとの交流行事などに活用する。