食材の恵みに感謝しようと、日高調理師会(畑木正三会長)は29日、由良町の興国寺で魚介鳥獣草木供養を行った。
 食材のありがたみを再認識するとともに漁業の振興、店の繁盛、家族の健康を願う供養で、ことしで4回目。調理師会ほか、日高食品衛生協会、飲食業生活衛生同業組合御坊支部の会員ら約20人が参加し、読経の中、魚や鳥、動物、野菜などすべての精霊に対して祈りをささげた。
 畑木会長は「1年に一度、食材に感謝する大切な機会。これからも多くの皆さんに参加していただくようにしたい」とあいさつ。同寺からは「心から素直な気持ちで料理し、お客様をおもてなしすることが、食材の精霊に対する供養となります」などと法話があり、参加者はうなずきながら聞き入っていた。