公益財団法人日本少年野球連盟ボーイズリーグの第15回日本少年野球鶴岡一人記念大会(22、23日、大分県・別府市民球場など)に出場する中学生部門の関西ブロック選抜に、和歌山日高ボーイズ/マリナーズの泉口友汰選手(河南中3年)が選ばれた。選りすぐりの選手で結成された全国各ブロックの6チームが参加、優勝を目指して争う大舞台。県内からはわずか2選手の選出で、泉口選手は「連覇へ貢献したい」と闘志を燃やしている。
 泉口選手は173㌢、58㌔、右投げ左打ちの内野手兼投手。マリナーズでは中軸打者。卓越したミート力に長打も兼ね備えた打撃と鉄壁の守備、直球にスライダーとカーブを交えた投球が魅力の選手。マリナーズでは1年秋の関西秋季大会からベンチ入り、2年からレギュラーで活躍、チームの勝利に貢献している。6月の県大会でも、和歌山有田ボーイズ戦でチームは敗れたものの、3打数で三塁打2本、2打点の活躍を見せた。今春には関西ブロック支部対抗オールスター大会の県支部選抜にも選ばれた。
 関西ブロック選抜の中学生の部は19人。約150チームの有能選手67人の中から、選抜選手を決めるトライアウトで選ばれた。泉口選手は走攻守いずれの面でも高い評価を受け、関西ブロック選抜でも中軸を期待されている。泉口選手は「守備は自信があるのでそつなくこなせるプレー、打撃はチャンスでヒットを打って勝負強いところを見せたい。チームは連覇を目指している。優勝に貢献したい」と意気込んでいる。
 中学生の部は初日に3チームずつ2ゾーンに分かれての予選リーグ、2日目は上位2チームによる決勝トーナメントで熱戦が展開される。関西ブロック選抜の予選リーグの相手は、中四国と九州北。そのほか大会は6チームで争う小学生の部と3チームの女子の部もある。