御坊市財部会館運営委員会(山本省三委員長)の交通安全講話が8日に同会館で行われ、地元区民約20人が参加した。
 御坊署交通課の湯葉知子巡査部長が運転中の追突事故や交差点の出会い頭衝突防止について、「前方に意識がいくと、周囲の状況が目に入らないことが多い。車間距離を開けたり、危険予測運転をしたりしてしっかり周りを見て安全確認してほしい」とアドバイス。また、歩行時の注意として「わかやま」を紹介。「わ」は「わたる場所は横断歩道」、「か」は「確認忘れず右左」、「や」は「やめます危険な斜め横断」、「ま」は「周りにアピール反射材」と説明した。
 参加者は反射神経測定装置も体験。光ったボタンを押したり、上から落ちてくる光に合わせて棒を握ったりして、年齢に応じた反射神経があるかどうかをチェックした。少し反射神経が鈍くなっている人は、「安全運転を一層意識すべき」と実感していた。
 このほか、市役所防災対策課の菊川智博さんから振り込め詐欺についての講話もあり、県内の昨年の被害額が約4億円に上ることや、対策として①すぐに振り込まない②だれかに相談③自分は大丈夫と思わない――の3点を学んだ。