大会には32チームが参加し、トーナメントで熱戦を展開。湯川は初日の1回戦で古高松ブルースターズに7―1で快勝、2日目の2回戦と準々決勝では、2回戦で福井クラブ(京都)を5―0で破り、準々決勝では新庄ジャイアンツ(富山)を特別延長の末に5―3で退けた。準決勝は三股ブルースカイ(宮崎)に0―11で敗退。
 古高松戦は初回に山田の内野ゴロの間に1点を先制すると、2回には藤﨑の右中間二塁打を足掛かりに山本の右越え適時二塁打、小池の右前適時打、山田の左翼線適時三塁打で3得点。5回は山田の中越え三塁打から松本勝の中前適時打、藤﨑の右前適時打で2点、6回は山田の左中間適時二塁打で1点を追加し、小池(4回)、山田(3回)のリレーで大勝した。福井戦は2回、松本凌の右中間適時二塁打、藤原の左中間適時二塁打、藤﨑の右中間適時二塁打で3点先制。4回に山田の左越え三塁打と松本凌のスクイズで1点、6回に山田の左越え三塁打と松本勝のスクイズで1点を加点し、山本(2回)、小池(5回)の完封リレーで快勝した。新庄戦は2回に浪井の内野ゴロの間に2点を先制も3回に追いつかれ、時間切れのため7回から突入した特別延長(無死満塁から攻撃)では1死後、山本の中前適時打、小池の左前適時打、三原のスクイズで3点奪い、その裏を1点に抑えた。松本凌が4回2失点と踏ん張り、2番手・山田は特別延長を最少失点で切り抜ける粘投を見せた。
 初出場で3位入賞。井元晴彦監督は「選手たちは練習の成果を発揮して頼もしく見え、この大会でも1戦1戦力をつけていってくれました。とくに新庄戦はピンチを何度も凌いで粘りがすごかった。これまでの厳しい練習が間違っていなかったと証明してくれた選手たち、それから応援いただいた保護者の皆さんに感謝しています」と喜びのコメント。今シーズンの終盤戦へ向けても「選手たちはいい経験を積んだと思うので、一層頑張ってくれるはずです」と期待を込めた。
 湯川のメンバーは次の皆さん。
 松本昌克(代表者)、井元晴彦(監督)、藤﨑峰敏、中野好浩(以上コーチ)、山田孝徳、山本怜央、中野貴太、小池倖史郎、藤原風輔、山田久敬、松本勝也、松本凌昌、藤﨑柊登、浪井陽哉、三原琉斗、稲垣璃久、湯川元、中村冬弥、松根琉生、上山華輝、中本瑛志、伊藤三智、稲垣愛斗、稲垣陽空、野田皇志、北岡宗獅、湯川敬太