印南町がイオングループの結婚相手紹介サービス㈱ツヴァイ(縣厚伸社長)=本社東京=と契約して平成23年度から実施している「縁結び事業」は、24年度から申込者ゼロの状態が続いている。数万円の初期費用を町が負担する全国初の取り組みとして、初年度こそ4人の申し込みがあったが以降低迷。町とツヴァイでは引き続きPRに力を入れるとともに、31日に初の親御様説明会を開き、事業の利用促進を図る。
 町民の未婚化、晩婚化対策へ始めた事業。町が入会金などの初期費用を負担するとともに、申し込みは直接ツヴァイへするため、役場職員にも知られることなく利用できるのが特徴。現在の料金設定は毎月1人の紹介を受けるコースで、初期費用4万7142円(町負担分)、個人負担となる月会費は7884円。「婚活パーティなどへの参加に二の足を踏んでいる人のために」と23年度から開始。初年度は4人が申し込むなど比較的好調だったが、24、25年度はゼロで、本年度も4人分の予算を計上しているがいまのところ申し込みは来ていない。町とツヴァイではチラシなどでPRするとともに1つしかなかったコースを細分化し、料金改定なども行ったが、効果は表れていない。
 町では「これまでの申込者4人のうち、少なくとも1人は結婚に至ったと報告を受けている」と話し、一定の効果はあるとしているが、料金やシステムなどが周知不足として説明会を開く。説明会は31日午前10時から、午後1時からの2回で、場所は役場西別館。本人の参加も可能。申し込みはツヴァイ和歌山℡073―453―0281か役場産業課℡0738-42-1737。