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 県中学校総合体育大会柔道競技の部が27日、県立武道館で開かれ、男子55㌔級で久保井浩太君(松洋2年)、女子44㌔級で双子の妹の久保井仁菜さん(同)がV。御坊市島の西川美成さん(湯浅中3年)は女子70㌔超級と団体戦でダブル優勝し、8月22日から愛媛県で開かれる全国大会出場を決めた。男子60㌔級で準優勝だった中谷光希君(松洋3年)、女子団体で2位だった松洋は近畿大会に出場する。
 団体、個人とも優勝が全国、準優勝までが8月6・7日に兵庫県で開く近畿大会に出場する。
 男子55㌔級では13人が争った。2回戦から登場の久保井君は抑え込み一本、準決勝は内股の技ありで勝利すると、決勝は昨年11月の新人戦チャンピオンで決勝で負けている強豪と対戦。得意の寝技に持ち込み、抑え込み一本で見事リベンジ。3試合とも3年生相手に勝利を収め、初の全国切符を手にした。「負けた相手に勝ててうれしい。全国では自分の実力がどこまで通用するか試したい」と張り切っていた。
 久保井さんの女子44㌔級は10人が出場。新人戦を制しているため2回戦から登場し、準決勝、決勝とも得意の抑え込みでオール一本勝ち。ヒヤッとする場面もなく圧倒的な力の差を見せつけた。昨年は1年生ながら近畿大会で優勝した逸材。「昨年は県大会準優勝で全国を逃し悔しかったので、今回優勝できてうれしいです」と笑顔で「近畿大会では2連覇を目指し、全国大会は初めてなので精いっぱい頑張ってきたい」と闘志を燃やしていた。
 女子70㌔超級は3人が争った。西川さんは1回戦で内容勝ちすると、決勝は得意の袖つりで一本勝ちした。団体戦も大将として優勝に貢献。予選リーグ2戦、決勝トーナメント3試合の合計5試合のうち4試合で勝利(1試合は引き分け)する活躍で、個人、団体とダブルで全国出場を決めた。「個人は初の全国で、ベスト8を狙いたい」とこぶしを握り、「団体戦はチームの一員として目標の3位入賞に貢献したい」と張り切っていた。
 男子60㌔級には14人が参加。中学生になってから柔道を始めた中谷君は、1回戦は背負い投げ一本、2回戦は内容勝ち、準決勝は背負い投げで有効を奪った。決勝は有効を取られて敗れたものの、堂々の準優勝で初の近畿出場。「1つでも勝てるように頑張る」と力を込めていた。
 女子団体は久保井さん、北田弥有さん(3年)、角惟茉莉さん(2年)、山下明日香さん(1年)がメンバー。予選リーグ1位通過し、決勝トーナメントは1回戦で西和、準決勝で箕島を下したが、決勝で湯浅に敗退した。主将の北田さんは「近畿では自分が勝ってチームに勢いをつけたい」と活躍を誓っていた。
 このほか地元勢では男子50㌔級で堀暉門君(松洋)、男子66㌔級で藤井京介君(由良)、男子73㌔級で寺井琉斗君(由良)、女子52㌔級で北田弥有さん(松洋)、女子57㌔級で中口沙紀さん(由良)が3位入賞した。