10日に紀伊半島に上陸した台風8号に伴う高波の影響で、みなべ町山内の千里の浜でウミガメの産卵場所の一部が被害を受けた。
 卵はこの日までに68カ所に産み落とされ、日本ウミガメ協議会メンバーがマーカーを取り付けていた。台風のため高波が打ち寄せ、ウミガメが掘った穴が1カ所流出、15カ所のマーカーが不明となっていたことが11日の調査で分かった。ウミガメ協議会では「不明の15カ所についてはふ化するかどうかは分からないが、壊滅的な被害ではなかった」と話している。