近畿柔道連盟主催の第9回近畿ジュニア柔道体重別選手権大会が6日に兵庫県立武道館で開かれ、女子で紀央館の3選手が3位入賞と健闘を見せた。3選手とも3位同士による決定戦に敗れたため、秋に埼玉県で開催される全日本ジュニア体重別選手権大会への出場はならなかった。
 1994年1月1日~99年12月31日生まれの選手が対象。男女とも8階級に2府4県の代表が参加し、それぞれ熱戦を展開した。全日本ジュニアには各階級とも優勝、準優勝と3位同士の決定戦勝者の計3選手が出場する。
 紀央館の女子3選手は、山本七海さん(2年)、岡本希望さん(3年)、松田なみきさん(2年)。63㌔級の山本さんは2回戦を大外刈りで一本勝ち、3回戦を指導2つで優勢勝ちしたが、準決勝と決定戦はともに抑え込みで一本負けした。70㌔級の岡本さんは2回戦を抑え込みで一本勝ち、3回戦を指導2つで優勢勝ちしたものの、準決勝は指導3つで優勢負け、決定戦は抑え込みで一本負け。78㌔級の松田さんは2回戦を抑え込みで一本勝ち、3回戦を払い腰で一本勝ちし、準決勝と決定戦はいずれも指導2つで優勢負けを喫した。
 3選手は、8月に団体、個人両部門でインターハイに出場する。紀央館女子の松村遥香監督は「この大会は3人とも詰めのあまさがあった。これから調整し直してインターハイで上位を目指してほしい」と一層の飛躍を期待。山本選手は「準決勝から気持ちで負けていた」、岡本さんは「決定戦は体力負け」、松田さんは「決定戦ではメンタルで負けていた」とそれぞれ反省を口にし、次の大舞台での活躍を誓っていた。