一般財団法人和歌山陸上競技協会主催の第14回県小学生陸上競技選手権大会兼〝日清食品カップ〟第30回全国小学生陸上競技交流大会県予選会は先月29日、紀三井寺公園陸上競技場で開かれた。地元勢では5、6年男子ソフトボール投げで小林白彪(はくひ)君(由良AC、由良小6年)が見事優勝を飾り、8月22、23の両日に神奈川県・日産スタジアムで開催される全国大会への出場を決めた。
 5、6年男子ソフトボール投げは各選手3投の試技で争われ、小林君は2投目に63㍍00の最高記録をマーク。2位の紀の国AC選手に48㌢差をつけた。
 普段は軟式野球の由良スポーツに所属。エースで3番、主将も務めるなどチームの中心を担い、今季は近畿スポ少交流大会にも出場している。陸上の由良ACには由良スポの活動がない火曜日に練習へ参加し、短距離や長距離のトレーニングに励んでいる。
 これまでソフトボール投げは「学校のスポーツテストでやったぐらい」。そのスポーツテストでことし5月、61㍍超の好記録を出したことから由良ACの指導者に県予選会の参加を勧められ、この競技会へ向けても特別な練習は行わずにぶっつけ本番で臨んだが、持ち前の強肩を発揮して見事優勝を決めた。
 野球でも強肩を生かした速球が自慢。投げるボールが大きくなっても「一番になれる自信がありました」と胸を張り、夏の全国大会へ向けては「6位までに入って賞状をもらいたいので、73㍍以上を目標に頑張りたい」と力強く話した。
 県予選会は男女、学年別などの計34種目で熱戦が展開された。男女とも、5年100㍍▽6年100㍍ 5、6年80㍍ハードル 5、6年4×100㍍リレー 5、6年走り高跳び 5、6年走り幅跳び 5、6年ソフトボール投げの各種目の優勝が、夏の全国大会に出場する。
 各種目、地元勢の上位成績は次の通り。
 【男子】2年100㍍④古川晟(日高川JAC)17秒56 3年100㍍⑤山﨑隆誠(由良AC)16秒85⑥尾﨑巧望(みなべAC) 5年800㍍⑤久保亮太(GOBOクラブ)2分48秒48 6年100㍍③大江智也(由良AC)14秒30 4年以下800㍍②上畑陸(UAC)2分45秒71 5、6年80㍍H⑦福島大起(みなべAC)18秒08 5、6年走幅跳④初井友翔(和歌山ゴールデンキッズ、比井小)4㍍04 5、6年ソフトボール投①小林白彪(由良AC)63㍍00
 【女子】1年100㍍①溝口佳世(GOBOクラブ)19秒26 2年100㍍②森川りな(みなべAC)17秒58 3年100㍍⑤大川菜々未(みなべAC)16秒65 4年100㍍①家吉晟礼(GOBOクラブ)15秒58②原季句(日高川JAC) 5年800㍍⑤古川鈴(日高川JAC)2分48秒31⑦大沼はるな(GOBOクラブ) 6年100㍍③津村優花(GOBOクラブ)14秒53 4年以下800㍍①上畑真由(UAC)2分42秒02③山本あやか(龍神SC) 5、6年走高跳②浜口莉緒(GOBOクラブ)1㍍20④土井莉央(みなべAC) 5、6年ソフトボール投③山﨑日向子(みなべAC)33㍍01 交流4×100㍍R③みなべACA(坂本歩稀、上田美久理、庄司琳香、野村真佑)1分01秒39⑦みなべACB(草分野々花、大川菜々未、森川ほのか、土井莉央)