カゴメ㈱が全国で発売している野菜と果物をミックスした人気のジュース「野菜生活100」の季節限定シリーズに、7月から新商品として「紀州うめミックス」が発売される。高品質の梅で知られる南高梅を使っており、夏にぴったりの爽やかな甘酸っぱさが特長の商品に仕上がった。パッケージの側面には「きいちゃん」も登場し、わかやま国体や紀伊山地の霊場を紹介。和歌山の魅力発信にも一役買いそうだ。
 同社は、日本各地の野菜や果物のおいしさを全国に届ける「地産全消」を進めており、これまで沖縄県のシークヮーサーや山形県のさくらんぼなど、国内10地域を代表する旬の作物を使った季節限定の13商品を提供してきた。今回は、梅のブランドとして全国でも知名度の高い和歌山県の南高梅が使われることになった。国内11地域目、関西では初めてとなる。
 21種類の野菜と3種類の果物の中に南高梅が使用されており、暑い夏場にぴったりの甘酸っぱい爽やかな味。子どもから大人までおいしく飲めるようになっている。200㍉㍑の紙パックで、7月1日から9月末までの期間限定販売だが、在庫がなくなりしだい終了となる。全国のコンビニやスーパーで購入できる。
 パッケージの表面は、いい香りが漂ってきそうな梅の果実と、背景には国特別名勝の瀞峡(どろきょう)をイメージしたイラスト。側面では、来年開催のわかやま国体マスコットきいちゃんが世界遺産登録10周年を迎えた熊野古道・熊野三山や開祖1200年となる高野山をPR。和歌山を代表する観光地を全国にアピールする効果も期待されている。同社は「梅のブランドとして有名な南高梅の素晴らしさ、おいしさを全国に伝えていきたい」と話している。