みなべ町東本庄のうめ21研究センターで20日、初めて梅の収穫体験が行われた。
 同センターの運営協議会が決めた施設を有効活用する取り組みで、試験園として使用してきた梅畑を体験園に活用している。
 この日はJA紀州のもぎ取り体験ツアーで、奈良県や三重県の観光客41人、大阪の観光客37人の2グループが訪問。大型バスで到着し、梅畑で収穫を楽しんだ。役場うめ課の林秀行課長が「きょうは収穫するには最高の状態。もぎ取りを楽しんで下さい」とあいさつし、ツアー客らは「実が赤く色づいて、とてもきれい。いい香りがする」と話しながら収穫体験を満喫していた。奈良県宇陀郡から訪れた井口滋さん(77)は「昨年もツアーを利用して訪れました。ことしも収穫した梅は梅酒にして味わいたいですね」と話していた。観光園としての利用は初めてだったが、大型バスの運転手は「バスを回す広いスペースもあり、運転に支障はない」と話していた。同センターでは今月末ごろまで収穫体験の予約が入っている。