湯川高校総体陸上北亦雄君.jpg湯川高校総体陸上竹内さん.jpg湯川高校総体陸上酒井さん.jpg
 全国高校総合体育大会・秩父宮賜杯第67回全国高校陸上競技対校選手権大会の県予選会は30日から1日までの3日間、紀三井寺公園陸上競技場で開かれ、男子21、女子17の計38種目で熱戦が展開された。地元勢は、円盤投げで44㍍62の大会新記録をマーク、砲丸投げと2種目優勝を飾った北亦雄成君(紀央館3年)が男子の最優秀選手賞を受賞。女子では円盤投げで酒井梨々華さん(同2年)、やり投げで竹内友乃さん(同2年)も見事優勝を飾るなど大活躍した。
北亦君は円盤投げで5投目に大会新をマーク。砲丸投げは15㍍20の記録で優勝した。大会新には「抜けた感じがして、記録が伸びたのはたまたま。全然納得のいくかたちではなかった」と振り返り、「近畿では自己ベストを超える48㍍を目標にし、1投目にインターハイ出場を決められるように頑張りたい」と一層の飛躍を誓った。酒井さんは「体調不良で状態はよくなかった」という中、36㍍48をたたき出した。「近畿大会は体調を万全にして臨み、自己ベスト(40㍍95)に近い記録を出してインターハイ出場を決めたい」と抱負。竹内さんは右ひじの故障を抱えながらの試技となったが、43㍍11をマーク。「あせらず落ち着いて投げたら、まずまずの記録を出せました」と話し、近畿大会へ向けては「故障を直し、(インターハイ出場圏内の)47㍍を狙っていきたい」と力強く語った。
 一部種目を除き6位以上が近畿地区予選会(19~22日、京都市西京極陸上競技場・同補助競技場)へ出場する。男女5000㍍競歩、8種・7種競技は4位まで。近畿地区予選会では、県予選会と同様に6位までがインターハイへ出場。男女5000㍍競歩は4位まで、8種・7種競技は3位までとなっている。各種目、地元勢の上位成績は次の通り(所属が日高地方分のみ)。
 【男子】100㍍⑤爰川元気(日高)11秒45 400㍍④西野匠海(日高)50秒71 1500㍍⑥森澤清太(日高)4分11秒47 5000㍍⑤笹裏真樹(日高)15分39秒00⑧野田康介(同) 400㍍H③中岡秀人(日高)57秒64⑦栗山陽一朗(同) 4×400㍍R④日高(濱本拓実、西野匠海、阪本謙太、山田友希博)3分25秒17 走高跳⑤工野匡真(日高)1㍍70 走幅跳③爰川元気(日高)6㍍50 三段跳⑦畑亮輔(紀央館)12㍍83⑧中村瑞稀(和高専) 砲丸投①北亦雄成(紀央館)15㍍20②北亦将成(同)⑤山下泰裕(南部) 円盤投①北亦雄成(紀央館)44㍍62=大会新⑧山澤優(和高専) ハンマー投③北亦将成(紀央館)51㍍78⑤井原陸斗(同)⑦永田海人(日高) 8種競技⑦池端一真(南部)3314点《総合》⑦日高42点《トラック》⑦日高30点《フィールド》③紀央館35点⑧日高
 【女子】800㍍⑧芝中舞(日高)2分28秒19 3000㍍⑥浜中佑里那(日高)10分21秒86⑦桂有希(同) 4×100㍍R⑦日高(前田愛友、大畑夏実、箱谷安耶、冨上明日香)51秒92 走高跳②前田愛友(日高)1㍍60 走幅跳⑤大畑夏実(日高)4㍍94 砲丸投②大家まやか(紀央館)11㍍09③桑原翠(日高)⑦竹内友乃(紀央館) 円盤投①酒井梨々華(紀央館)36㍍48③竹内友乃(同)⑤内中さつき(日高)⑧大家まやか(紀央館) やり投①竹内友乃(紀央館)43㍍11⑥酒井梨々華(同)《総合》⑥紀央館35点⑧日高《フィールド》①紀央館35点④日高