みなべ町特産の南高梅の収穫シーズンとともに、ことしもJA紀州(久保秀夫組合長)の「梅もぎ・梅漬けツアー」が3日からスタートする。昨年の参加人数は約750人と少なかったが例年は1500人前後。ことしはすでに1700人の予約が入っており、インターネットなどのPR効果で人気となっている。
 青梅の園地で収穫と、梅ジュース作りを体験してもらう梅産地ならではの観光ツアーで、県内外の観光客や修学旅行で県内を訪れる中学生らの参加が多い。ことしは平年以上の予約状況でまだまだ問い合わせが来ており、仮予約を含めると2000人を超す勢い。7~8年前にも2000人を超えたことがあるが、それ以来の盛況になりそうだ。人気の要因について同JAでは「旅行会社にパンフレットを配布したり、インターネットでPRしている効果の表れでしょうか。健康食品として梅への関心が高まっているのかも」と分析しており、今後も産地アピールを進めていくとしている。