総合的な学習の時間を利用して地域特産の梅づくりを体験している高城小学校(露詰晋也校長)の3年生10人は23日、学校近くの同校農園でネット張り作業を行った。
 同校では毎年3年生が梅の収穫や梅干し作りについて、高城地域の各種団体でつくる共育協議会(下村勤会長)の指導を受けて勉強している。今回は収穫期を前に、協議会メンバー15人と一緒にネット張りにチャレンジした。多くは梅農家の児童だが、ネット張りはほとんどが初めての体験。約20本の南高梅の周りにネットを敷き、木製の串でつなぎ合わせる作業に楽しそうに取り組んでいた。一緒にネットを引っ張っていた金川瑠菜ちゃん、山本彩巴ちゃん、船山凜子ちゃんは「ちょっと難しいけどすごく楽しい。梅が傷つかないようにネットが必要なことも分かり、勉強になりました」と話していた。収穫した梅は梅干しにして給食などで食べることにしている。