ことしは1614年(慶長19)の慶長遣欧使節団のスペイン到着から400年に当たり、県は熊野古道世界遺産登録10周年とあわせて来月、和歌山からの文化交流団のスペイン訪問を企画。メンバーは下宏副知事を団長に田辺市と高野山、熊野本宮大社などの関係者46人、日高地方からは日高川町、道成寺の小野俊成住職が参加する。
 訪問団は11日に関空を出発、トルコのイスタンブールを経由してスペインへ入る。ガリシア州の「サンティアゴへの道」は熊野古道と姉妹道の関係にあり、13日朝(現地時間)はサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂で和歌山文化プロモーション、夜にはサンティアゴ・デ・コンポステーラ大学で高野・熊野文化講話が行われる。
 道成寺の小野住職は安珍清姫物語の絵巻や台を持参し、13日の大学の文化講話、14日のマドリードでの観光プロモーションで絵とき説法を披露する予定。小野住職は「道成寺は世界遺産の指定は受けていませんが、熊野へと続く街道を代表するお寺ということからお誘いがあり、参加させていただくことになりました。海外での絵とき説法は20年前、アメリカのワシントンで経験があります。私は残念ながらスペイン語ができませんので、英語でさせていただこうと思います」と話している。