日高郡ジュニアバレーボール連盟主催、本紙協賛の第14回日高新報杯兼第37回春季大会が13日、御坊市立体育館など3会場で開催され、6年生主体のAリーグに12チーム、5年以下中心のBリーグに6チームが参加して熱戦を繰り広げた。Aリーグは川辺ひかり男子が先の県新人大会覇者としての実力を見せつけて初優勝。粘りが光った名田ソレイユが2年連続準優勝となった。3位は川辺ひかり女子。Bリーグは南部Bが制した。
Aリーグは3チームずつ4ブロックに分かれて予選リーグを行い、各上位2チームが決勝トーナメントで争った。
 優勝をかけた一戦は、フルセットにもつれこむ決勝にふさわしい大接戦となったが、川辺ひかり男子はエース・橋本と164㌢の長身スパイカー坪井の強打が冴え、接戦をものにした。前田みき子監督は「最後は勝ちたいという気持ちが入っていた」と選手をたたえ、「まだまだ課題がたくさんあるので、レシーブやサーブのレベルをもっと上げて全国大会出場を目指したい」と気を引き締めていた。
 名田ソレイユは予選グループで内原に敗れて2位通過だったものの、決勝トーナメントでは稲原、美浜ひまわりの実力上位チームを撃破して決勝に進出。川辺ひかり男子とも互角の勝負を演じた。監督代行の西田雅彦コーチは「苦手だったフェイントによくくらいついて、持ち味の拾ってつなぐバレーができていた」と選手の頑張りに目を細めていた。3位は川辺ひかり女子が決定戦で美浜ひまわりを破って入賞した。
 Bリーグは3チームずつ2グループに分かれて予選リーグを行い、1位同士が決勝戦。南部Bはレシーブ力を発揮し、内原Bを下して栄冠を手にした。生駒明広監督は「よく声を出して、よく拾った」と喜んでいた。閉会式では上位チームやベスト8のチームから選ばれた個人賞受賞者に記念品などが贈られた。