第30回成田山全国競書大会は1日から千葉県の成田山書道美術館で開かれており、大成中1年の手島千奈(ゆきな)さんが特別賞の読売大賞を受賞。8月には、日中友好少年少女書道交流団として5日間中国を訪問する。
 書道を通じて青少年に豊かな情操を養うことを目的に開催。今回は全国から約13万点が寄せられた。特別賞はそのうちわずか15点。手島さんは小3の時から、田中書院(美浜町、田中流慶さん指導)の小熊教室で書道を学んでおり、この大会にも毎年出品。入賞経験はあったが、今回は初めて特別賞を受賞した。今月3日に千葉県で行われた表彰式にも出席。賞状を手に「まだ本当のこととは思えません」と笑顔を見せ、「最高賞などを見るとやはり品があって素晴らしいなあと感動しました。私ももっともっと勉強して、上を目指していきたいと思います」と意欲を燃やす。昨年の本紙新年号「巳年家族大集合」コーナーで「書道で大きな賞をとりたい」と話しており、「小学校最後の作品でそれが実現できて、とってもうれしいです」とニッコリ。中国派遣についても「いろいろ勉強してきたいです」と目を輝かせている。日高地方からはこのほか鈴木結女さん(日高中)が優秀賞を受賞した。