小学1年生の息子が、ラキュー(小さいブロック)という遊び道具を使ってスノーボードで滑る人や長いスキー板を履いてジャンプ台を飛び立つ人形を作って遊んでいた。つい最近までは恐竜などを作っていたのに、あらためてスポーツの魅力、そしてテレビや新聞の影響力の大きさを感じた。子どもたちが努力や感動をどこまで理解しているのかは別にして、鳥のように勢いよく飛んだり、空中でクルクルと回転する姿、また表彰台で見せる最高の笑顔に、かっこよさや楽しさが伝わってくるのだろう。スケートリンクにはいつもより多くの子どもが遊びにきているというニュースにも納得した。この中から将来のオリンピック選手が輩出されるかもしれない。
 連日大きな話題のソチオリンピック。男子ハーフパイプ銀メダルの平野歩夢、男子フィギュア金メダリスト羽生結弦、スキージャンプのレジェンド葛西紀明ら日本選手の活躍はやはりうれしい。メダリストになれるかなれないかで、取り扱いは大きく違う。過去のオリンピックでもそうだったし、当然これからもそうだろう。しかし、メダリストでなくても、記憶に残る選手はいる。女子モーグルの上村愛子もその一人だ。
 これまでの五輪で7位、6位、5位、4位と一つずつ順位を上げ、メダルが期待された今回も4位。筆者が勝手に選ぶ最もメダルを取ってほしかった選手ベスト1位だったというのは余談だが、挑戦し続けた精神力、最後に見せた涙と笑顔は、五輪に出場できなかった選手、いろんな競技で頑張っている選手を奮い立たせたことだろう。筆者も記者として、これからも頑張る選手たちを報じたい。オリンピックにそんな気持ちを強くした。 (片)