美浜町三尾、日の岬パーク内にある故ヨハネス・クヌッセン機関長の胸像前で10日、機関長の命日に合わせた遺徳顕彰会主催の集いが開かれ、美浜町と日高町の関係者ら約30人が参加した。
 クヌッセン機関長は昭和32年2月10日、日ノ御埼沖で火災を起こした日本の木材運搬船を発見。悪天候のなか救助に当たり、海に落ちた船長を助けるために飛び込んだところ、荒波にのまれ亡くなった。
 この日は顕彰会会長の森下誠史美浜町長と日高町の中善夫町長、地元のロータリークラブ、ライオンズクラブの会員も顔をそろえ、和歌山市からはデンマークのサッカーチームを応援する和歌山ローリガンズ代表の新家兄璽さんも、おなじみの応援ファッションで参加。機関長が好きだったキンセンカの花をたむけた。