みなべ町の南部梅林(晩稲)と岩代大梅林で、梅の花が本格的に咲き始めた。両梅林では8・9日の土日曜日と11日の祝日を書き入れ時として多くの観梅客を見込み、梅林内の誘客イベントを充実させており、「花も十分に咲きました。ぜひ、立ち寄って楽しんで下さい」と呼びかけている。
 今月初めに雨が降り、暖かい日が2、3日続いた影響で一気に開花した。それまでは1分咲き程度だったが、6日現在で南部梅林が全体的に5分咲き、岩代大梅林が4分咲きとなっている。両梅林では毎年見ごろになる建国記念の日前後の土日曜日に特に充実したイベントを盛り込んでおり、南部梅林では8日に紙芝居「南部梅林の話」、南部高校吹奏楽部演奏会、9日には「プラリズム~梅舞~」のよさこい踊り、ビンゴゲーム、もち投げ、11日には梅供養、梅酒コレクション(無料試飲会)、梅料理キャンペーン、梅茶サービス、もち投げなどが催される。岩代大梅林でも8日には花をライトアップして夜に梅を観賞する「夜梅祭」のほか、獅子舞、よさこい鳴子踊り(ひかり保育園)、9日には和太鼓体験、梅の種飛ばし、11日には輪投げやダーツなどを楽しむ「縁日」、由良町出身の歌手藪下将人さんのライブと充実した内容。両梅林とも「花も十分咲き、観梅客に楽しんでもらえる状態になった。天候だけが気がかり」と話している。南部梅林では今シーズンの来園者数を3万5000人と見込み、岩代大梅林は1万人を目標にしている。問い合わせは、南部梅林は℡0739-74-3464、岩代大梅林は℡0739-72-4166。