ことし春に県内の高校を卒業する生徒の就職内定率が12月末現在で78.1%となり、平成20年秋のリーマンショック以降、最高の数値まで回復したことが和歌山労働局のまとめで分かった。
 労働局職業安定課によると、県内の新規高卒者の内定率は、リーマンショック直後の20年12月で80%だったが、翌年12月は71.9%までダウン。おととし12月も71.3%と低迷していたが、国内景気の回復に伴い昨年12月は一気に6.8㌽上昇し、内定率、求人倍率ともリーマンショック以降で最高、世界同時不況前の水準にまで回復した。
 同課は「今後は有効求人倍率等にみられる雇用情勢の持ち直し、企業合同面談会等の効果により、20年度の水準を上回ることに期待がかかる」としており、21日には和歌山市のホテルグランヴィア和歌山で合同就職面談会を開く。