県が自衛隊の全面協力を受け、米軍も参加して行うことが決まった今秋の津波災害対応訓練に関し、仁坂吉伸知事が28日、防衛省に小野寺五典大臣を訪問。台風12号豪雨の際の協力と合わせ、訓練への自衛隊の参加に謝意を表した。
 県の訓練への自衛隊と米軍の参加については、小野寺大臣が昨年末の記者会見で、沖縄の普天間飛行場に配備されている新型輸送機オスプレイを投入することを発表。今回の訪問で仁坂知事は「空からの救援や被災者の輸送は、自衛隊の機動力が最初に必要となる。米軍の協力も得て、本番を想定した訓練が行われることはとてもありがたい」と感謝し、小野寺大臣も「いざというときのため、自衛隊と米軍が一体となって、しっかりと訓練を行いたい」と述べた。