県高校剣道新人大会兼全国選抜・近畿選抜大会選考会が11、12の両日、那智勝浦町体育文化会館で開かれ、男子団体の部で日高が準優勝。3月22日に兵庫県赤穂市総合体育館である近畿選抜大会へ2年ぶり2回目の出場を決めた。
 男女別の団体、個人戦計4部門で熱戦を展開。団体は全国選抜大会(優勝校)と、近畿選抜大会(ベスト4)の出場権が争われ、男子の部には19校が参加した。
 日高男子は串本古座に5―0で快勝して予選リーグを突破すると、決勝トーナメントでは1回戦で橋本を3―1で破り、続く準決勝は近大和歌山を1―1から代表戦の末に下した。決勝は和歌山東に0―2で涙をのんだ。メンバーは細川光騎、谷野弘太郎、森川裕貴、中川賢太(以上2年)、橋本海斗、下出皓大、宮西克弥(以上1年)の7選手。橋本戦は先鋒・細川選手の2本勝ちで勢いに乗り、中堅・森川選手も2本勝ちと大活躍。近大和歌山戦では先鋒・谷野選手が1本勝ちし、中堅・森川選手が劣勢から面1本を奪い返して引き分けに持ち込むなど粘りを見せ、大将・橋本選手が面1本勝ちで代表戦を制した。
 井上和也監督は「チームとしての力は出せたと思う。夏場からの練習の成果を出せたところもあれば新しい課題も見つかったので、インターハイ予選につなげていきたい」と振り返り、近畿大会へ向けては「まず予選リーグを突破し、ベスト4入りを狙いたい」と目標を掲げた。主将の細川選手は「あと一歩のところで優勝を逃して悔しい。決勝で負けたあと、みんなで夏には和歌山東に勝とうと誓い合ったので、必死に練習していきたい」と雪辱を期していた。