国内のインフルエンザの定点当たりの報告数が昨年12月16日から22日までの第51週で、流行の目安の1人を超えて1.39人となり、和歌山県内も定点(50医療機関)からの患者報告数が第52週(12月23~29日)で1定点当たりの人数が1人を突破。流行シーズンに入ったと考えられ、県が予防対策を呼びかけている。
 県によると、県内の第52週の患者数は74人で、1定点当たりの人数は1.48人。各保健所別の患者数は多い順に和歌山市が40人(定点当たり2.67人)、湯浅が10人(2.00人)、岩出が6人(1.00人)、橋本が5人(0.83人)と続き、御坊保健所管内は2人、定点当たりの患者数は0.67人で流行の兆しが見え始めた。
 県は▽外出時・外出後のこまめなうがい、手洗い▽室内の適切な湿度(50~60度)の維持▽マスクの着用やせきエチケットの励行――など対策を求めている。