御坊市が関西電力㈱から移管を受けてことし4月から固定価格買取制度での売電を行っている塩屋町南塩屋、新エネルギーパーク「EEパーク」内の太陽光発電(100㌔㍗)は、夏の猛暑の影響などで予想以上に発電量を伸ばしている。
 これに伴う売電収入は、先月末までの8カ月間で約420万円。最も多かったのは5月の62万5128円で、次いで8月の61万3200円。日照時間が短くなった11月をみても35万5408円となった。このままのペースで推移すれば、来年3月末までの1年間で500万円を超える見込み。担当課では「天候のおかげで、発電量は過去一番多いのではないか」と話している。固定価格買取制度に基づく売電額は1㌔㍗当たり42円。通常、売電期間は20年間となるが、施設完成から関西電力が管理していた約5年半の期間が差し引かれるため、市が売電できる期間は平成39年秋まで約14年半。年間の売電収入を500万円として試算しても合計で7250万円が見込まれる。ただ、点検委託費(年間30万円)や約10年が寿命とされる電力変換装置(数百万円)の交換などの維持管理費が必要となるが、市にとってはありがたい売電収入となっている。