由良町内の主婦らでつくる特産品開発、町PRグループ、ゆらつくらん会(山口三千恵会長)は8日、中地内で地元産品を使った料理試食・PRイベント「ゆらつくらんかい・わくわくフェア」を開催し、町内外から大勢の人が詰めかけてにぎわった。
 会場にはつくらん会メンバーが調理した12品の料理が並び、午前10時半のスタート時間には約50人の人だかり。タコ飯、ヒジキご飯、ちりめんジャコ・里イモ・おから・ワカメ入りコロッケ、みそ仕立ての漁師鍋、サバの早寿司、タチウオの竜田揚げなど、由良町自慢の農産物や新鮮な魚を材料にメンバーが試行錯誤を繰り返して完成させた料理はいずれも大好評だった。
 畑中雅央町長も試食に訪れ、「どれもおいしい。タコ飯や割り干しダイコン(の中華風)は保存もできるので、商品として売り出せそう」と味に太鼓判。神谷の主婦(76)も「サバ寿司は身が分厚くてすごくおいしいです」と感想を話していた。
 同会は昨年9月に結成。試食会は1年3カ月にわたる活動の成果を披露するとともに、町の産品PRにも貢献しようと初めて企画した。