長年にわたり学校体育の発展に貢献した人をたたえる平成25年度県学校体育功労者・団体表彰に、日高地方から日高川町の中津小学校教頭で日高地方学校体育教育研究会会長の田中祐樹さん(57)=日高町萩原=が選ばれた。県内全体で個人10人、2団体が受賞。15日にかつらぎ町のかつらぎ総合文化会館大ホールで開かれた第40回県学校体育研究大会で表彰状が贈られた。
昭和57年に日高町の志賀小に着任。比井小、御坊市の湯川小など経て、平成19年から由良町の衣奈小で教頭に就任、24年から中津小に赴任している。この間、熱心な研究と取り組みで日高地方の学校体育の授業力向上と充実、発展に力を注いでいる。
昭和60年に日高地方学校体育教育研究会の副会長に就任、研究会の組織拡大と整備に取り組み現在の礎を築き、平成21年度からは会長に就任している。この間、日高地方の中心的存在として熱心に取り組み、県学校体育研究大会日高地方大会においては過去4回実行委員会の中心として大会の成功に尽くす一方、12年度の第27回大会では、日高町で導入していた小中学校連携の器械運動指導の取り組みを発表。小学校で基本をきっちりと指導することで、中学校でスムーズに授業が行えるというこの新しい取り組みは14年に近畿小学校体育教育大会の分科会でも提案され、大きな注目を集めた。会長に就任してからは積極的に授業研究会、体育実技講習会を開催。研究会をけん引し、学校体育の向上に貢献している。
最初に赴任した志賀小では体力づくり研究指定校(文部省指定)の研究主任となり、児童の体力づくりへ休憩時間にはだしで各種運動を実施する取り組みを導入。体育の授業は担任教諭ではなく、専門教諭が指導する「専科制」に変更し、バランスのいい食生活へ食材豊富な「健康弁当」も考案した。
平成21、22年度は県小学校体育連絡協議会副会長を務め、21年度からは県学校体育研究協議会理事を歴任している。受賞に際し、「こんな栄えある賞をいただけたのは、先輩方をはじめ体育研究会の方々ら多くの皆さんのおかげ。個人ではなく、皆さんの代表でいただけたと思っています。今後も日高地方の体育教育発展のために頑張っていきたい」と話している。

