日高川町は、初湯川の美山温泉愛徳荘に薪(まき)ストーブを導入。近く稼働をスタートする。灯油など化石燃料ではなく木質燃料を使用するため環境に優しく、災害時の停電や道路寸断による物資輸送困難な状況などにも対応できる。通常時は観光施設のレトロな雰囲気作りや林業振興などにも期待されている。
 別館ロビーに1基設置。ベルギー製の「ドブレ760CBJ」という製品で、大きさは縦59㌢、横78㌢、高さ80㌢、最高出力13㌔㍗。
 愛徳荘は災害時に約250人が収容できる地域の避難施設であることから導入した。災害時などで停電になった際でも暖房はもちろん、薪が燃える真っ赤な炎で明かりを確保。設備の天井部分には鍋物や焼き物など料理できるトッププレートをはじめ、燃焼炉内にダッチオーブン、下部にも受け皿などがあり、調理器具としても活用できる。薪を常時確保しておくことで、道路寸断などで灯油など燃料の輸送が困難になった場合などにも対応。環境にも優しく年間9・34㌧の二酸化炭素を削減できるほか、間伐材をはじめとする年間5・4㌧の木質バイオマス燃料を利用するため、地域の林業振興にも期待は大きい。事業費は209万5000円(このうち地域グリーンニューディール基金活用事業の県補助195万円)。今年度中に高津尾のきのくに中津荘、中津温泉あやめの湯の2施設にも導入する。
 愛徳荘、中津荘、あやめの湯の3施設には環境に優しい町づくりへ木質パウダーによるバイオマス燃料を温泉ボイラーで利用している。