朝の通勤途中に車の温度計を見ると6度。ついこの間まで夏を思わせるような暑さだったが、もはや冬の気温。過ごしやすい秋はどこへやらである。
 こう寒くなってくると、流行するのが風邪やインフルエンザ。筆者の周りでも咳をしたり、体調が悪そうな人がちらほら見え、相変わらず流行に敏感というのは冗談だが、筆者も先日早速かかった。かかっておきながら言うのも何だが、風邪やインフルエンザの予防には手洗いとうがいの励行、規則正しい生活、十分な栄養と休養、人ごみを避けるなどが対策として挙げられるのはご存知の通り。特にインフルエンザについては予防接種が有効な手段だろう。 
 そう言えばことしの新年早々、筆者はインフルエンザにかかったが、社内では予防接種した人にはうつらなかった〝実績〟がある。ちなみに筆者が感染源という確証はどこにもないが、予防接種を打っていない大半の人にまん延したのは申し訳ない思いをした。タミフルやリレンザなどの特効薬があると言っても、発症すると40度近い高熱が出るため大変である。そして、風邪も侮るなかれ、昔から「風邪は万病のもと」とも言われているぐらいだ。
 しかし、どれだけ予防しても風邪やインフルエンザにかかってしまうことがある。そんな病人に言うのは気が引けるが、かかった場合は他にうつさない気遣いも大切。例えばテレビでもやっていたが、マスクを着用したり、風邪菌まみれの鼻をかんだティッシュや使用済みのマスクはビニール袋に入れて捨てるようにしたり、人に向かって咳やくしゃみをしない等々。「予防対策、そしてうつっても人にはうつさない」、これで病の連鎖を断ち切ろう。   (吉)