御坊市出身で知られる女優の富司純子さん(67)=本名・寺島純子=が18日、二十数年ぶりに帰郷。きょうだい3人と一緒に来たプライベートな旅行で、自身が通っていた御坊幼稚園などを訪問した。同園の関係者は、突然の来客にびっくりだったが、富司さんは気さくな人柄で、「昔懐かしい旅を楽しんでいます」と話していたという。
富司さんらはこの日、日高別院にお参りしたあと、同じ敷地内にある御坊幼稚園を訪問。園児たちはほとんどが帰宅した時間帯だったため、園内に残っていたのは教諭と一部の保護者だけ。その人らの話によると、富司さんがメガネをかけていたため、最初はだれだか分からなかったが、昔からのファンだという同園の樽井昭三事務長(71)が気付いて「富司さんですよね」と尋ねたところ、富司さんは「そうです。私もここの出身なのよ」と答えてくれたという。さらに「私が昔住んでいたのは御坊小学校の前の辺り。西川ではシジミがとれたのを覚えています。御坊へ帰ってくるのは、娘(女優・寺島しのぶさん)が小学校のときに一緒に来て以来です。きょうはこれから煙樹ケ浜にいってきます」とにっこり。記念撮影にも気軽に応じた。同園の教諭らは「テレビで見るよりも細く、背筋もしゃんとして、とてもきれいな人でした」と感激した様子だった。
富司さんは両親が疎開してきた御坊で生まれ、5歳のときに大阪へ引っ越し。映画「緋牡丹博徒シリーズ」で初主演。このほか映画「フラガール」やドラマ「てっぱん」、NHK大河ドラマ「源義経」などにも出演し、数々の主演、助演賞を受賞してきた。御坊市出身であることはかねて自身も公表しており、平成6年4月発行の御坊市勢要覧には、柏木征夫市長との対談の様子も掲載された。

