来年の和歌山デスティネーションキャンペーン、平成27年の紀の国わかやま国体などで県外からの観光客の増加が予想されるなか、県は28日、県民や企業、飲食店、ホテルなどが一丸となって観光客を迎える「わかやまおもてなし宣言」プロジェクトの概要を発表した。
 来年は紀伊山地の霊場と参詣道の世界遺産登録10周年となり、9月から12月にかけては県とJRグループが協同で観光PRのデスティネーションキャンペーンを展開。27年は紀の国わかやま国体と高野山開創1200年があり、県外、国外から和歌山を訪れる人が増えると予想される。おもてなし宣言は、自ら取り組む「おもてなし」を宣言、実践する県民総参加の運動で、県内在住、在勤・在学者(個人、法人、団体、企業、学校、飲食店、観光事業者、交通機関など)を参加対象としている。
 応募資格は、県が指定する「笑顔であいさつします」「積極的に声をかけて旅のお手伝いをします」の2宣言に加え、▽写真撮影を手伝う▽手作りマップを作成する▽地元ならではの料理を提供する▽電車やバスに手を振る▽公共施設のトイレ等をきれいにする――など、独自のおもてなしを1つ以上宣言することが条件。県が認定した人には、宣言内容を盛り込んだ登録証、わかぱんときいちゃんのステッカー、おもてなしのハンドブック等が配布され、おもてなし力向上の研修会に参加でき、各自のおもてなし内容がホームページで紹介される。
 問い合わせは県観光振興課℡073―441―2777。