公益財団法人日本少年野球連盟ボーイズリーグの第14回ボーイズリーグ鶴岡一人記念大会(23・24日、愛媛県・坊ちゃんスタジアム等)に出場する小中学生2部門の関西選抜に、地元2選手がメンバー入りを果たした。両部門とも、全国5ブロックの選りすぐり選手で結成された6チームが参加、優勝目指して激突する大舞台。地元2選手は中学生の部に和歌山日高/マリナーズの滝本塁貴君(14)=日高中3年=、小学生の部に和歌山御坊/ジュニアタイガースの中島大輔君(12)=川辺西小6年=が選出され、両君とも迫る本番へ闘志を燃やしている。
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 滝本君は163㌢・55㌔、右投げ右打ちの内野手兼投手。マリナーズでは1番打者。50㍍6秒7の俊足、高いミート力を生かした確実性の高い打撃、鉄壁の守備と走攻守三拍子そろった選手で、今春は県予選優勝、全国大会出場の原動力となった。関西選抜では「すごい投手が出場してくると思うので対戦が楽しみ。自分のバッティングが通用するかどうか試したい。守備ではピンチを救うプレーを見せたい」と攻守ともに活躍を誓い、「関西選抜は10年ほど優勝していないと聞いているので、優勝を狙ってきたい」と闘志満々だ。
 中島君は150㌢・40㌔、右投げ左打ちの外野手、タイガースでは1番打者。特に県小学生陸上競技選手権大会優勝、2年連続の全国大会出場も決めている100㍍13秒24の走力が光り、好機を作り出す得点のキーマンとしてチームに欠かせない存在となっている。内野手、投手もこなせる器用さもあるが、関西選抜では「塁に出て足でかき回すのが持ち味。もっと走塁の技術を磨いて本番でも盗塁を決め、チームに役立つプレーがしたい」。自慢の俊足でダイヤモンドを駆け回り、チームの勝利に貢献するつもりにしている。
 関西選抜は中学生の部20人、小学生の部18人を選出。中学生の部は150チーム近く、小学生の部は50チーム以上の中から高い実力を持つ選手に白羽の矢を立てた。県内からは滝本、中島両君とも唯一のメンバー入り。滝本君は今春の県予選でのプレー、中島君は選抜選手を決めるトライアウトで高い評価を受けた。
 大会は両部門とも初日に3チームずつ2ゾーンに分かれての予選リーグ、2日目に両ゾーンの上位2チームによる決勝トーナメントで熱戦が展開される。関西選抜の予選リーグの相手は中学生の部が東日本、中国、小学生の部は中日本、中国となっている。