任期満了に伴う印南町議選が３０日告示され、予想通り現職１０人、新人３人の計１３人が立候補。８月４日の投開票に向け、選挙戦の火ぶたが切られた。各候補者は選挙事務所での出陣式で力強く第一声を放って有権者の支持を求め、選挙カーに乗り込み街宣活動を展開。町中には候補者たちのお願いコールがこだました。
午前８時半、公民館で受け付けスタート。各陣営の運動員は、手続きを済ませると事務所へとって返し、出陣式ではタスキをかけた候補者が、集まった支持者を前に公約などを力強くアピール。支持者からの声援に笑顔で応え、選挙カーで町に繰り出し、暑さの中、汗を流しながら支持を呼びかけた。
候補者のほとんどは初日、町内を一周。「産業振興」「若者定住」「防災対策」「福祉向上」などそれぞれ掲げている公約とともに、スピーカーで名前を連呼。ウグイス嬢の熱の入った声も響き渡り、有権者の関心も熱くなっている。
今回の選挙は告示１カ月前の時点では無投票ムードだったが、印南地区で新人が出馬し、一気に選挙モードに。しかし、その後出馬を表明していた現職１人の不出馬がうわさされ、再び無投票ムードが広がったが、告示の約１０日前に後継となる新人が出馬を表明し、選挙戦が確実となった。各陣営とも地盤を固めつつも地縁血縁を頼って各地で活動を展開。新たな票の発掘へ、大票田の印南地区へ進出していくとみられている。
有権者数は７４４９人 今回の選挙の確定選挙人名簿登録者数は男３４５９人、女３９９０人の計７４４９人で、４年前の前回より２３７人減。地区別では印南２２２０人（男９８９人、女１２３１人）▽切目１７３０人（男８１９人、女９１１人）▽稲原１７９０人（男８５２人、女９３８人）▽切目川１０９２人（５１３人、女５７９人）▽真妻６１７人（男２８６人、女３３１人）
期日前投票 ３１日から８月３日までの４日間、いずれも午前８時半から午後８時半まで役場で受け付ける。
