U―11(小学5年以下)サッカーの県トレセン選考会がこのほどあり、日高地方から美浜少年の3人が県代表入りを決めた。FW森 叶夢君(志賀小5年)、GK竹谷颯起君(湯川小5年)、DF出口青空君(和田小5年)で、3人とも技術と潜在能力の高さが評価された。今後、8月の紀三井寺合宿など練習会を重ね、最終的には関西トレセン代表入りを目指していく。
 選考会は県内8ブロックのトレセン代表チームが集まって試合を行い、審査員が一人一人の動きをチェックし、目に留まった選手をピックアップした。
 森 君は、独特のリズム感とスピードのあるドリブル突破が持ち味のストライカー。スタミナ、決定力も十分で、選考会でも2得点を挙げる活躍を見せた。竹谷君はキャッチングなどの技術はもちろん、積極的に前に出てゴールを死守する強い気持ちを持つキーパー。チームではシュートを止めて勝利に貢献している。出口君は恵まれた体格を生かした当たり負けしないフィジカルの強さが武器。1対1に強く、相手に決定的なチャンスを与えない。3人とも県代表は初めての選出で、森 君は「もっとフェイントを練習して、得意のドリブル突破でゴールを決めたい」、竹谷君は「シュートをいっぱい止めて、PKでも負けないように頑張る」、出口君は「声をしっかり出して、1対1で絶対負けないようにしたい」と抱負を語り、「関西代表入りしたい」と声をそろえている。
 美浜少年の山下明美監督は「3人ともまだまだこれから伸びる選手。代表ではいい選手がたくさん集まっているので、自分の目で見て考えて、いいところを吸収して成長するきっかけにしてほしい」とエールを送っている。