日高川町高津尾にある「カブト虫の森」は6日、開園した。初日から多くの家族連れらでにぎわい、子どもたちは昆虫のすみかを再現した施設でカブトムシと触れ合ったり、ヘラクレスオオカブトやギラファノコギリクワガタなど外国の昆虫を見て大喜び。あまりのかっこよさに父母や祖父母におねだりして購入する子どもたちも見られた。来月18日までの開園期間中、ことしも日高川町の行楽スポットとして人気を呼びそうだ。
 開園と同時に数組の家族連れが訪れた。日高町荊木から来た仲田力君(8)は父の浩治さん(44)と来園。昆虫が大好きで、ことし初めて連れて来てもらった。初めはカブトムシを恐る恐る触っていたが、慣れると木に止まらせたり、丸太の上で戦わせたりして昆虫との触れ合いを満喫。展示販売されている外国産種にも興味津々で、「ほしいカブトやクワガタがいっぱい。ヘラクレス買って~」と浩治さんにお願いしていた。
 カブト虫の森は、町からの委託で地元の昆虫愛好家らからなる「なかつのカブト虫グループ」が管理・運営。子どもたちがカブトムシやクワガタと触れ合える体験型施設で平成17年の開園以来、毎年5000人以上の客が訪れている。
 ことしも外国産種のラインアップが充実。カブトムシはヘラクレスやコーカサス、クワガタではギラファノコギリやレッドアイオオクワガタ、スマトラオオヒラタなど子どもたちや愛好家らに人気の約30種類を取りそろえている。入園料は3歳以上300円(団体割引あり)。時間は午前10時から午後4時。8月9日までは土日祝のみで、10日から18日までは休まず営業。詳しくはなかつのカブト虫グループ℡55-0565へ。