第40回県盲人俳句大会が和歌山市内の県身体障害者総合福祉会館で開かれ、印南町西ノ地の門脇秀和さん(79)が全2部門で第1位の天賞に輝いた。
 目が不自由な人やボランティアらが参加。部門は事前に応募する兼題の部と、当日句をつくる席題の部の2部。俳句歴約30年の門脇さんは、テーマ自由の兼題の部で「風光る今日開店の美容院」と、心地よい風が吹く春の日常で感じたことを表現。風鈴が季語の席題の部では「留守の家(や)の軒の風鈴よくなって」と、夏の風景を思い浮かべながら詠んだ。過去にも1位や入賞したことは何度かあるが、両部門で1位に輝いたのは初めて。「め
ったにないことで、とてもうれしく思っています。次回も挑戦したいです」と話している。