7月30日告示、8月4日投開票の印南町議選で28日、新たな新人の出席が注目されていた立候補予定者説明会が町公民館で開かれたが、出席したのはすでに出馬を表明している現職11陣営と新人1陣営の合計12陣営のみ。依然として擁立の動きはあるものの現段階では無投票ムードが徐々に濃くなってきている。
 出席は、現職で藤本良昭(70)=古井・6期=、堀口晴生(61)=印南・4期=、榎本一平(54)=西ノ地・3期=、廣野英幸(60)=印南原・2期=、西山徹(53)=宮ノ前・2期=、岡本庄三 (57) =山口・1期=、藤薮利広(52)=印南・1期=、杉谷考祥 (67) =羽六・1期=、井上孝夫 (56) =印南原・1期=、玉置克彦 (54) =西ノ地・1期=、村上誠八(65)=島田・1期=の11陣営。新人では、日裏勝己氏が町長選に出馬したため空席となっていた真妻地区で名乗りを上げた自動車整備業前田憲男さん(51)=上洞=の1陣営のみ。
 前田さん以外の新人擁立の動きは、昨年から印南や切目、切目川地区であり、ことしに入っても印南地区を中心に数人の名前が挙がっていたが、具体化することはなかった。関係者らは引き続き擁立へ動いていくが、告示まで約1カ月となっており、迅速な対応が迫られている。4年前の前回も7月に入って出馬表明が相次いだが、予定者説明会が開かれるころにはすでに候補者が固まっていた。無投票になれば平成5年以来20年ぶりとなる。
 ネット選挙も説明 立候補予定者説明会では、日高地方の地方選挙では初となるネット選挙の説明も行われた。ネット上でも告示前に選挙運動をした場合、事前運動になることや、電子メールを送信する場合は事前に送信相手の同意を得る必要があるなど、いくつかの注意事項を御坊署員が説明した。