交通事故をなくする市民運動推進協議会(会長・柏木征夫市長)の総会が30日に市役所であり、平成26年度から高齢者を対象にした「御坊市シルバー交通安全大学」を開校することを決めた。大学では参加、実践、体験型のカリキュラムで交通安全意識の向上、地域リーダーの育成を目指す。平成24年度の市内人身事故件数(人口1000人当たり)は9年連続で県内ワースト1で、汚名返上へ期待がかかる。
 同大学の対象は65歳以上。定員は毎年25人。授業料は無料。毎年5月から12月まで月1回、室内で講義を聴くのではなく、例えば夜間の照射実験や運転訓練、装置を使った反射神経測定、和歌山市交通センターでの見学など、実際に自分の目で見て体験するような授業を予定している。26年度からの本開校に向けて、本年度は試験的に各地区老人クラブの代表者らに参加を募り、8月ごろから同じカリキュラムを体験してもらい、大学の広報につなげる。同じような高齢者を対象にした交通大学は、十数年前に御坊署が主催で管内の自治体を1巡して開校した経緯がある。
 総会では平成24年度中の事故状況で死者数はゼロだったが、人身事故件数が県内ワースト1だったことも報告され、新年度事業計画の中で「和歌山の交通安全・交通マナーアップは御坊から」を活動重点に掲げた。大学以外の取り組みでは関係団体と連携して交通安全運動推進のための街頭啓発、地域子ども見守りネットワークの推進、園児、小中学生を対象にした交通安全教室の開催などを決めた。役員改選もあり、柏木会長、芝田求・吉田正明副会長をいずれも再選した。任期は2年間。
 この日は御坊署の森晃士交通課長を迎えて最近の交通情勢で講話も聴いた。