田辺市下屋敷の㈱葵 (寺本匡社長) が運営する認知症対応型共同生活介護施設 「あおい介護センター 梅ヶ丘温泉グループホーム」 がみなべ町埴田に完成し、 11日に関係者約30人が出席して竣工式が行われた。 町内では初めてとなる施設。 寺本社長は 「楽しく豊かな人生、 活力のある生活が送れる事業所を目指す」 とあいさつした。 定員は18人、 オープンは6月1日。
 建設場所は、 老人憩いの家 「二子の里」 近くの国道42号沿い。 施設は木造平屋建て (建物面積約5000平方㍍)。 入居者が日常生活の中で自立できるようケアし、 一人一人に寄り添った介護を提供する。 付属施設として、 栽培が楽しめる畑や小さな公園も整備。 施設には地元の天然温泉も完備した。 町は建設費など約4000万円を補助している。
 式では寺本社長が 「社会福祉に貢献し、 利用者が楽しく元気に過ごせる施設にしていきたい。 笑いのある一生、 『一笑』 を利用者、 地域の皆さん、 職員と共に進めていきたい」 と式辞した。 来賓の小谷芳正町長は 「今まで町内になかった施設ができた。 利用する高齢者や家族も安心して過ごせる」 と祝辞、 二階俊博衆議院議員秘書の二階俊樹氏、 坂本登県議会議員も祝いの言葉を送った。 スタッフを代表し、 管理者の松下到さんが 「地域に密着し、 利用者や家族に喜んでもらえる施設にしていきたい」 と述べた。 このあと参加者で記念撮影を行い、 施設内を見学した。