子どもの日の5日、 みなべ町西本庄の須賀神社 (楠本誠二宮司) で子どもの成長を願う母子祭が行われた。 昨年1月1日から12月31日までに生まれた幼児と母親30組が参加し、 玉串をささげて健やかな成長を祈願した。 楠本宮司は 「何より子どもは宝。 健やかに育つことを願っている」 とあいさつした。
 昭和29年から毎年行われている恒例行事。 氏子で前年に生まれた幼児の成長を祈願している。 ことしは対象者43人のうち30人が参加した。 楠本宮司と前芝弘知禰宜 (ねぎ) の2人が本殿で神事を執り行い、 膝の上に抱っこされた幼児や母親、 各地区区長らが参列した。 式では氏子の町内11地区の区長、 子どもと母親が一緒に玉串をささげて祈願した。 楠本宮司は 「生まれてくるということは両親はもとより神様のおかげ。 年々子どもが減っているが、 何より子どもは宝」 と述べた。
 最後に、 各地区ごとに記念撮影を行った。 山内の庄司貴彦さん (32) と雅美さん (35) 夫婦は長女の陽菜多ちゃん (10カ月) の健やかな成長を祈願し、 「健康で明るく、 笑顔の絶えない子に育ってほしいですね」 とニッコリ。 気佐藤の安田直樹さん (33) と典子さん (35) 夫婦も二女の悠乃ちゃん (9カ月) を抱っこしながら 「優しく元気な子に」 と話していた。