朝の通勤通学ラッシュでJRの電車が混雑するのを解消しようと、保護者らが車両を増やすよう求めていることを受け、印南町の日裏勝己町長が23日、県に要望書を提出した。
 要望書は、車両の混雑状況を説明したうえで、「車両の増設が実現するよう、JRに働きかけてほしい」などとしている。日裏町長は公共交通機関等を担当する県総合交通政策課と教育委員会学校指導課を訪ね、両課長に手渡した。両課は「県としても独自に調査したうえで、関係機関に働きかけていく」と約束した。
 電車は大阪の日根野駅を出発、紀伊田辺駅までの各駅停車。南部高校や田辺市内の学校に通う生徒がたくさんいるが、車両が2両編成のため、 印南町の印南や切目駅に到着するころには乗車率が約130%になっている。去る19日には保護者らが切目駅で混雑具合を視察し、日裏町長も参加していた。