ⅰPhone(アイフォーン)の登場で一気に広まったスマートフォン(スマホ)。筆者の周辺もどんどん以前の携帯電話(ガラケー)から機種変更している。筆者も先日、2台目に買い替えたが、前のより動きが快適になり技術の進化に驚かされる。スマホには、取材の予定はもちろん本欄の原稿締め切り日、見たいテレビ番組の日程、レンタルビデオの返却期限など、ほとんどすべてのことをスケジュール機能で管理しているほか、思いついた記事ネタなどはメモ機能などで記憶。おかげで自身の記憶力が落ちた気がするが、その分、スマホが無くなれば非常に困る。ほかにも会社のパソコンで受信するメールを見られるようにしたり、振り込みができるアプリを入れたり、資料をカメラで撮影し文字データ化したりと、あらゆるデータを保存している。
 便利になった分、電話帳など個人情報をはじめとする、さまざまな情報が満載。そうなるとセキュリティー面を気遣わなければならない。スマホユーザーの動向を調査しているMMD研究所のセキュリティー対策の調査では、セキュリティーアプリを入れている人は半数。個人情報を盗む不正なアプリが次々出現している中、最低限の対策となるだろうが、まだ危機意識は高くない。またソフト面だけでなく、紛失した際に他人に見られてしまうことも想定し、パスワードロックをかけるなど対策を講じなければならない。
 これからもどんどん便利な機能が出てくるであろうスマホ。それに比例してさまざまな危険も増えていくだろう。便利な道具も使い方しだい。技術の進化とともに人も進化していかなければならない。(城)