日高郡市ジュニアバレーボール連盟主催、本社協賛の創刊85周年記念第13回日高新報杯兼第36回春季大会は14日に印南町体育センターなど3会場で開催され、6年生主体のAリーグに13チームが参加して熱戦を繰り広げた。新年度になって初めての公式戦。南部が日高郡市新人大会V、県新人大会女子の部3位の実力を発揮し、5試合すべてストレート勝ちの快進撃で見事7年連続10回目の優勝を決めた。準優勝は激戦ゾーンを勝ち上がってきた名田ソレイユ。3位決定戦は川辺ひかり女子が制した。 Aリーグ13チームは3、 4チームずつ4グループに分かれて予選を戦い、 各グループ上位2チームが決勝トーナメントで激突。 5年生以下のBリーグは参加チームが少なかったため、 順位を決めない交流戦扱いとした。
 南部はエース・井上の強打、 清水の速攻などの攻撃がさえわたり、 5試合とも相手を寄せつけなかった。 生駒明広監督は 「コツコツと練習をやってきたことが成果として出せたとは思う」 と7連覇達成に及第点を与えたが、 すぐに 「やらなくていい点もあった。 もう少しレシーブの練習が必要。 相手も強くなっていくので、 これから (夏の) 全国大会出場目指して頑張っていきたい」 と気持ちを引き締め直していた。
 名田ソレイユは予選グループ戦で南部に完敗したものの、 日高郡市新人大会準優勝の御坊つばさを撃破。 決勝トーナメントでも勢いは止まらず、 稲原、 内原の強豪を下して決勝に進出した。 南部との再戦となった決勝はストレート負けを喫したが、 監督代行の西田雅彦コーチは 「北野、 弓倉のサーブがよく決まり、 サーブで攻められた。 絶対的なエースがいない中、 みんな粘りのバレーができていた」 とチーム一丸で獲得した銀メダルを高く評価していた。
 開会式はメーン会場の印南町体育センターであり、 終了後には創刊85周年記念の作文コンクール 「私とバレーボール」 表彰式が行われた。 閉会式では上位3チームと、 ベスト8の各チームから1人ずつ選出された個人賞受賞者に賞状や記念品などが贈呈された。