民事再生手続き進めていた印南町印南の和歌山ゴルフ倶楽部は、経営が㈱フジ田産業(藤田泰成代表取締役社長)に替わり、名称も「いなみカントリークラブフジ」に改名し、リニューアルオープンした。従来のスタッフに加え、新たなスタッフを増員しサービスの充実を図るほか、4月にはリニューアル記念として平日割引イベントを実施する。
 フジ田産業は和歌山市に本社を持ち、県内でパチンコ店を経営するほか、老人ホームの経営など幅広く展開。日高地方でも日高町荊木で老人ホーム「ふじの里」を経営している。いなみカントリークラブフジの経営はフジ田産業が100%出資した同名の子会社で、代表は同じ、所在地は印南町印南になる。
 昨年から民事再生の手続きを進めており今月オープン。現在は通常営業を続けながら、看板の取り替え作業やコースの環境整備などを進めている。さらに以前の従業員を引き続き雇用するとともに、新たにスタッフ増員へ募集を進めており、さらなるサービス向上を目指している。和歌山ゴルフ倶楽部のメンバーのプレー権は引き継がれる。フジでは 「スタッフ増員、コース整備などで徹底したサービス向上を図り、新たに生まれかわりました。多くの方に気持ちよくプレーしてもらい、満足度の高いゴルフ場を目指していきたい」と意欲。また名称に「いなみ」を入れているほか、ロゴには印南町のマスコットキャラクターのかえると特産のスイカのイラストを入れるなど、地域に密着した取り組みにも力を入れており、町が町内のゴルフ場を会場に実施しているゴルフコンペにも引き続き協力。平成27年の紀の国わかやま国体女子ゴルフ会場としても整備を進めていく。
 リニューアル記念として4月限定で平日割引イベントを実施。ビジターは5000円 (食事付)、メンバーは4000円(同)で、多くの来場を呼びかけている。詳しくはいなみカントリークラブフジ℡0120―0738―42まで。